ご無沙汰ばかりしていて行き着けとは言い難いが、25年以上も通っている歯医者がある。
大先生も80歳を越え、まだ矍鑠とされているが、働き盛りの頃から知っているので、お年を召された感は否めない。
今日、久しぶりに電話を入れ、予約を取った。
1月末までに一応全ての歯の治療を終えるためだ。

よく、海外赴任の前に歯だけは治しておけ、と言う。
特に中国は東洋医学では治せない歯科医療の立ち遅れがひどい。
先進国にはなれない理由の一つがこういう市民生活を支えるスキルのレベルの低さだ。
一朝一夕では出来ない部分だ。

今、中国では医師育成にかなりの予算を割いているが、地域格差が進む中で医療機関も経済性を反映して都市部に集中し、貧富の差を益々増幅させている。
その都市部でも、設備の投下は進んでいるが医師そのもののレベルアップはなかなか進まず、特に西洋医学の外科処置が必須の歯科はまだまだ医師数も施設数も足りず、歯の悪い人が多いと聞く。
私が住む予定の地域は日本人が多く住んでいるため、多分医療機関はある程度充実しているはずだが、でもやはり歯については日本にいる間にしっかり治療してくる方がよいと言われた。

日本国内の引越しでも歯医者を替える事はなかなか難しいのに、上海は日本人が多いと言ってもやはり外国、健康維持には十分すぎるぐらいに気を遣う必要がある。
それでも病気はいつも陰で進行し、いきなり表に出てくる。
痛みを伴って。

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