社内バーゲン

2004年12月13日
今日、関連会社のバーゲンがあり、大阪本社の大会議室は昼も夜も大賑わいだった。
特殊な暖かい繊維で出来た肌触りのよい健康肌着上下が、上代16,000円なのに社員向けの吐き出し価格で2,000円などなど、この会社にしかない優れた製品が恐ろしいような値引き価格で売っている。
当然、グループ企業の社員やその家族、退職者、果ては近所のおばちゃんまで買いに来る。

寒冷地に最適なこの肌着は海外への土産として重宝しているが、通常はかなり高額のため、やたらめった買うわけには行かないが、年1回のこのバーゲンでしっかり買っておいて出張時にプレゼントとして使っている。
私にとっては今回が最後のバーゲンとなるため、あれもこれもと思ってはいたが、いざ会場に入るとあまり買わずに出てきた。
誰に何を送るかがわからないから何を買ったらよいのか・・・。
で、ソックス3足とウインドブレーカー2着と婦人用のTシャツを1枚買った。
日頃は社員でも上代の半額にしかならないから14,500円支払うのだが、今日の合計は3,900円。
明日もいくつか買っておこうと思う。

次の会社のボスご夫妻や娘の婚約者のご両親のための肌着、寒がり屋の誰かさんのためのババシャツ、本当に暖かいパンストやタイツ、レッグウォーマー、健康サポーターなど、よく考えたら買っておかねばならないものがいろいろある。
特売場で買いあさるオバハンの心境そのものだ。

恥ずかしい思いをして買った重い荷物を持って帰っても、相手が喜んでくれれば嬉しいが、そうでない場合は本当にがっかりだ。
「妻」はこうして買ってくることをあまり喜んではくれなかった。
だから、かつて我が家にはこのバーゲンで買った商品が押入れにかなり沢山放ってあった。
4年前半の転居の際にかなりのものを誰彼なしにあげてきた。
考えたら勿体無い話だ。
でも今は、家族のために買うこともないから、腹も立たない。

思えばそういう不協和音が氾濫する家庭だった。
夫婦の同調って、本当に大切だと思う。
趣味も食べ物の好みもまったく違う人と結婚し、お互いに良い方向へ影響しあいたいと思っていたが、歩み寄るのはいつもO型の私で、A型の「妻」は自分の価値観を守るだけだった。
そんな彼女でも友人とは腹から笑っているし、娘とも阿吽の呼吸だ。
きっと彼女は、自分が心から落ち着ける相手が欲しかったのかもしれない。

バーゲンで買った商品を見ていて、ふとそんなことがわかるなんて・・・。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索