最後シリーズ?

2005年2月19日
一期一会という言葉が最も実感できるときは、明らかにこれが最後だとわかっている時。
今の私は日々それを感じている。

今日は現在勤めている会社が持っている法人会員権を使用した最後のゴルフだった。
メンバーは最近固定してきているいつもの4人組。
私と最も仲がよいN氏、もう長い付き合いのKi氏、そして、ボランティア休暇制度を希望して実質的に退職したY氏に代わって最近メンバーとして固定しているKo氏、それに私。
元々は同じ事業部の仲間で、年齢もほぼ同じの仲良し4人組が楽しむゴルフをしたいという私の希望をかなえてくれたようなもの。
定例化し、年に6回ほど楽しんできた。

私はゴルフがこんなに楽しいものだとはまったく思わなかった。
付き合いであっても嫌でイヤで仕方がなかった。
このメンバーと始めるまでは・・・。
楽しみがゴルフしかない今の暮らしからはおよそ考えられないものだ。

職場の者同士という関係は多少の遠慮も必要で、感情をほんの少しだけ抑えなければならないことがいい雰囲気を作り出し、同年齢であっても最早相互にライバル意識のない段階でできたチームは、それぞれが等身大のプレイで今後一生つきあえる仲間なのだと思う。
当然利害はない。
むしろ、ゴルフを離れても、事あるごとに楽しく付き合ってきた。
会社の人たちは我々を「マイナーリーグ」と称して冷やかしたが、誰もがうらやましく思っていることは事実だろう。
同期会とはまた趣が異なるもので、職場でなかなかこういう関係はできない。
最近は私が酒を止めた為に会う機会が減ってはいるが、それでもよく連絡をしあう。

ともかく最後の「いつものゴルフ」はいつものコースでいつもの時間帯で行われた。
違うのは、今日はキャディさんを午前と午後通しでSさんが担当してくれたということ。
1999年の7月にこの会の第1回目を行ったときに午後からついてくれたのがこの人だ。
とてもハキハキして気持ちが良く、「妻」と同じ歳で、適確なアドバイスをくれるし、動きもテキパキしていてベテランの上手さがあった。
いろいろと話している間に、エントリーも頼めるとの事だったので、連絡方法を聞き、以来彼女にずっとお願いをしている。
これまでにラウンドを担当してくれたのは僅かに3度ほどだが、顔をあわせると楽しく挨拶をしてきた。

今回も私が上海に行くため、最後のラウンドになるかもしれないと言ったので、キャディマスターに頼んでくれたのだろう。
私が楽しくゴルフができたのは、楽しい仲間がいたおかげだが、エントリーがスムーズで急な無理も利いてくれたこのコース、つまり彼女がいてくれたからだと思う。
だから今日のラウンドは実に楽しかった。

もう一ついつもと違うのは、私の肩。
結果的にはスコアはあまりかわらなかったが、痛くて力が入らず、飛距離がまるで違うのでクラブの選定が難しかった。
でも、ショットはいつもより素直だったかもしれない。
所謂「小技」は力を抜いてイメージを重視したもので、いつもより上達していた。
これで肩が完治すればスコアアップは確実である。

終了後、入浴し、いつもならレストランでその日のスコアを計算し、唯一お楽しみで行っているオリンピックの清算をするのだが、今日は彼女を交えて茶話会をという私の希望が通り、帰路のベーカリーレストランで食事をした。
既に自宅近くまで帰っていたSさんにUターンしてもらい、5名が楽しく2時間ほど語らった。

私が抜けたあとは世話役が代わる。
彼女の携帯電話とメールアドレスを教え、引き続いて面倒を見てくれるように頼んだ。
送別会だからと、食事代は私以外の3名が支払ってくれた。
私が負けた清算は来週の月曜日になる。

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