こんな人に・・・

2005年3月9日
昨夜から泊まっている常熟市内の中心部にあるこのホテルの朝食は、どこにでもあるバイキング形式のもの。
今朝はそれを食べずに、早朝から開発区の女性職員のGさんが興福寺へ案内してくれて、名物の常熟そばを食べた。
古い大規模な仏閣で、かなり有名らしくあちらこちらから観光ツアーがやってきている。
歴史を感じさせる木造建築の屋根や瓦が特徴的だった。
そばは油の濃いスープと太く歯ごたえのない麺の、江蘇省によくあるタイプの中華湯麺で、彼らが誇るほどは美味いと思えない。
やはりラーメン先進国の日本で育った我々の舌はレベルが高いものなのだろう。

早々とタクシーで工場へ向かう。
工事は相変わらず中国的な低速度で進められている。
ある程度の妥協は必要だ。
しかし、ここで作る製品の品質には妥協は許されない。

コンサルの女性たちは上海から昨日と同じ時間にやってきた。
Uさんは明日帰国するために今夜上海に泊まる。
優雅で贅沢な出張だ。
でも、今のうちにのんびりしてもらおう。
もう少しすると彼は相当忙しくなるはずだから。

面接が始まった。
応募者は多い。
この町でも日系企業はやはり人気の的だ。
こちらは私とJ工場長とコンサルのCさん。
このCさんがすごい。
うちの会社の製品の説明をさせると立て板に水を流すがごとく、とうとうと話す。
説得性がある。
当然、中国語だからほとんどわからないが、元中国人のJ工場長がすごいすごいとほめている。
日本語もうまいし、美人だし、性格もいい。
この人を上海事務所に欲しいと思った。
でも、コンサル会社に人だからそんなことできるわけがないが・・・。

今夜は開発区の局長さんたちと会食だ。
女性職員たちも来られる。
夕方、上海組を帰した後で、会食をするレストランへ向かう。
日本では考えられないほどの大きなレストランだ。
これが経営できるほど今この町は潤っているらしい。

宴も進み、私が王菲のファンであることは昨年秋の本社視察の際に知られていたが、そのことに話が進み、局長さんがカラオケに行こうとのこと。
ここで気がつくべきだった。
彼が言うカラオケは中国で一般的な女性つきのもの。
男性陣だけで行くことになり、局長さんの車に乗ってやっと気がついた。

案の定、カラオケ屋に入ると若い女の子がずらりと並び、選べという。
私はこういうのが苦手なので、王菲に似ていると自分で思う人とリクエストし、背の高いかわいい人とペアになった。
その後、約2時間、まじめにカラオケを歌い、お持ち帰りもなく、解散して店を出たらなんとそこはとまっているホテルの1階にあった。

明日は上海へ帰る。

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