片腕

起床は6時半。
私が以前泊まっていた揚子江大酒店へ9時に行く。
ボスの宿泊先である。
ボスは私よりも3歳上のかなりうるさ型でやり手の堅物だ。
私とはかなりタイプが違う。
そのボスと打合せをし、10時に一人の男性と合流した。
ボスが山東省の青島の日系の会社から引き抜いた男で名はL、30歳の切れ者らしい。
営業部長として私の片腕になるはずとのこと。
どのぐらいできるかは徐々に見極めてゆけばいい。

ボスと共にオフィスを視察し、L氏の労働契約などの手続きをしに人民広場の政府の外部機関へ行く。
昼食は広東料理。
午後から常熟へ向かい、工場の進捗状況を視察。
開発区で挨拶をし、先方からの食事の誘いを丁重に断って上海へ戻る。
運転手のZ氏に仙霞路の有名な火鍋屋へ案内してもらい、3人で箸をつつく。
L氏をホテルに送り、ボスのホテルで軽くお茶を飲み、帰宅。

疲れがどっと出た。
なにせ、新米の駐在、気遣いと体力が基本である。