気の重いフォロー

早朝、自宅まで迎えに来てくれたL氏が玄関の扉を叩く音で目が覚めた。
予定した起床時間を大きく回っていた。
急ぎ用意をし、常熟へ。
何とか銀行が開くまでにたどり着けた。
その間、車中で、不動産屋に弁護士を紹介してもらい、日本のボスに報告し、対応策を告げ、思いっきり叱責された。
開発区に電話して、担当のGさんの支援を得、弁護士に電話で指導を受けた。
銀行、公安、企業局等各所を回り、印鑑と小切手を無効にし、広告を出し、新たな印鑑を作り、口座へ再登録し、小切手を新たに発行してもらった。
すぐに上海に帰って、警察の派出所で届出の受理番号をもらい、新聞社で広告を出した。
全て初めての経験だ。
同行していたL氏が頼もしかった。
彼がいなかったら大変だった。
長い、長い一日を終え、自宅に帰ったときは心身ともに疲れきっていた。
印鑑や小切手の被害は今のところ出ていないが、1ヶ月間は注視する必要がある。