一緒に歩きたい人

寝すぎて8時30分起床。
前夜、3時過ぎまで飲んでいたため、なかなか起きられなかった。
運転手を先に行かせ、私はその後、昨日の監査結果を日本へ報告し、メールを書き、朝風呂に入った。
バスタオル姿で出ると掃除をお願いしているLさんが既に始めていた。
私は彼女に謝りながら、服を着て、すぐに会社へ連絡し、車を回してもらった。

今日は日本から「妻」が来る。
3泊4日だが、彼女にとっては初めての海外旅行だ。
息子と一緒に来るはずだったが彼は用事があり、結局は来れなかった。
で、浦東空港へ迎えに行くことにし、一旦会社に出て、仕事を処理し、その後休みにして運転手と空港へ向かった。

空港到着が少し遅れたが、丁度彼女が出てくる時間とドンピシャだった。
すぐに合流し、自宅へ行き、その後会社へ顔を出し、昼食後に「新天地」へ向かった。
そこや淮海路を案内し、人民広場から南京路を歩き、外灘まで歩いた。
彼女と歩くと実に楽しい。

本当なら人生をずっとこの人と歩くはずだった。
でも、彼女の拒否でそれが中断し、そのまま終わった。
私は今でもこの人と歩きたいと思っている。
今日、こうして歩いていても本当に気持ちが充実している。
よりを戻せるものなら戻したい。

観光トンネルで浦東へ渡り、雰囲気のいい中華レストランで食事をし、再度浦西へ戻り、夜景を楽しんだ。
人はかなり混み合い、所持品に気をつけなければと思っていたが、案の定、携帯電話を取られてしまった。
日本の携帯電話と違ってこちらのものは「シムカ−ド」を入れ替えると使えるのでハードだけを狙う盗難が多いと聞いていたが、知っていながらの今度の被害に、我ながら不注意を悔やんだ。

電話帳としてその携帯電話だけにしか登録していない相手の番号がかなり多い。
日本のように携帯電話の編集ソフトの良いのがなかったから、PCへの取入れをしていなかったからだ。
電話は日本に比べて相当高価だが、買えば何とかなる。
でも、このデータは実にもったいない。
危機管理をもう一度考え直す必要があると思う。