洋食屋

2005年10月18日
6時30分起床。
常熟へ行く。
先週金曜日に行われたISO本審査で指摘された改善箇所の内容と施策について具体的に検討した。
ほとんどは「環境」絡みで、中国という開発途上国にいる中でのISO14001は全く形骸化されているといえる。
それでもその改善をしなければならないところに不合理性はあるが、いずれは中国も環境保護国になるはずだから、先を行くのも無駄な経費とは思わない。
良い事は可能な限り先取りしてゆきたい。

会議は夜までかかり、上海へ戻ったのは20時を大きくまわっていた。
ISOコンサルのLさんが中山公園で車を降りるので、私もそこまで行き、徒歩で武夷路にある日本人経営の洋食店「アルカディア」へ向かった。
途中で店に電話を入れたが、中国人女性が乱暴な口ききで邪険に話す。
後でわかったのだが既にオーダーストップになっていたからだ。

その店の近所に住んでいる友人のOさんに電話すると、なんとその中の店にいた。
「今、お客さんと食事中よ。 NOBUさん、今どこ?」
「お店の前だよ」
出てきた彼女に店の様子を教えてもらい、納得してタクシーで帰った。
先日もこの店に来たのだが、いち早く国慶節の休暇に入っていて、ありつけなかった。
よくよく私には縁がないのかもしれない。
いつかリベンジしたい。

レストランという風格がまかり通る日本で、洋食屋という言葉の響きを大切にしている店は少なくない。
ハンバーグ、ポークカツレツ、ビーフシチュー、オムライス、ハイシライスなど、一品料理に親の代からのこだわりを持つ、嬉しい店のことだ。
このアルカディアも上海で頑張っている店の一つだ。

確かに素材の確保には苦労しているかもしれない。
価格にしても日本の半額以下である。
いや、この上海でも安いほうだろう。
根強いファンが多いらしい。
私もそうなるかもしれない。

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