中国でのビジネス

6時30分起床。
いつもより30分早く出て、顧客を訪問。
この企業の中国地区トップとは個人的には友人として付き合っているが、1部上場企業の役員で最大の得意先だけに、仕事の面では節度をもって付き合っている。
お互いに昼と夜の顔を区別している。
幾つかの話で意見を交わし、1時間半ほどでそこを出た。
近いうちにその企業との取引が始まる。
この中国でも最大の取引相手になるだろう。

午後からは、これも当面の最大の取引相手となる別の商社の総経理と担当者の訪問を受けた。
商流の確認、物流の整理、タイムスケジュールなど、詰めなくてはいけないことが一杯ある。
PDPを中心に、大幅な生産増加の計画を知らされた。
予め知っていた範囲であるが、正面からの申し入れだけにその対応策の検討を急がねばならない。
大幅な設備増強が必要になる。

中国での事業は簡単にはいかない。
この国の特殊性が大きくのしかかってくる。
生産国であり、近い将来の大消費国であり、経済解放しているが社会主義国である。
小さな政策変更は簡単に行われ、それが我々にはびんびん響いてくる。
日系の各企業もここではどんどん計画変更をしている。
その都度我々のような小さな企業は振り回される。
大企業だった前職とは違い、主体性を確立させることが難しい立場だ。

夜、友人のHさんと食事をした。
お互いの一人合点で違う待ち合わせ場所にいた。
携帯電話の有難さを痛感する。
ギリシャ料理を食べた。
美味いとはいいがたいが、珍しさがあり、Hさんの口から次々と出てくる言葉が楽しかった。
ここ上海には何でもある。
面白い街だ。

22時に帰宅。
Hさんとはさらに電話でいろいろと話した。
楽しい時間を過ごしたが、昨日の深酒の後遺症と風邪気味が加わって体調はあまりよくないので、入浴せずに寝た。