エスカレート

2005年11月19日
起床は7時30分。

昨夜は入浴しなかったので、朝風呂に入った。
湯が熱くならない。
今年の3月に入居した際、同じ理由で湯沸かし器を新規に買い換えてもらったが、まだ、十分ではなかった。
3月後半でそれだったから、今から真冬に向かう中で、対策が打てるだろうか。

日本人の大半がそうだろうが、熱い湯に浸るのが好きな私は、この風呂ではますます体調を崩してしまうだろう。
まず腰痛。
背中の張りがきついと腰痛を招く。
だから、私は入浴したり、カイロを張って背中を暖め、緊張を取り除いている。

また、丁度今がそうだが、風邪の引き始めなどは腰湯で心臓に負担をかけることなく十分に温まることが重要で、今の風呂だと逆に身体を冷やす元になり、風邪をこじらせる結果となりやすい。
そもそも最近までは、風邪に風呂は禁物と言われていたのだ。
なのに、身体を冷やさないということを大前提に、風呂に入るほうがいいという理論が評価されてきて、腰湯が急速に広がってきた。

浴室を暖かくして、適温の腰湯で10〜15分ほど。
その間に歯を磨いたり、握力の運動をしたり、柔軟運動をしたり、上半身のストレッチをしたり・・・。
要は、きちんと温もり、すぐに身体を拭いて衣服を着るといいわけだが、我が家は浴室そのものが寒い。
温風器は付いているが、あれは頭や顔ばかりが熱くなり、部屋そのものの温度を上げるほどのパワーはない。
冬は相当の覚悟と工夫が必要だろう。

9時30分に虹橋賓館へ出張者を見送りに行った。
二人は機嫌よく私を迎え、この数日間の礼を述べた。
しかし、礼を言うのはこちらのほうで、彼らの応援がなかったらこの後に控えている業務に大きな支障が生じる事は必至だった。
彼らを見送って、一人歩いて自宅へ戻り、疲れがたまっていたので2時間ほど仮眠した。

ゆうじんのLさんが引越しをしたので見に来いという。
この人のアクションはいつも急だ。
それなりのしっかりした理由があるから、周りの人は付いて行く。
事業資金が要るから自分のマンションを売り、安い賃貸マンションに入っていたのだが、親が所有するマンションが2ヶ月前に空いたのでそこに移るという。
勿論親には格安だが一応家賃なるものは払うらしい。
Lさんらしい考え方だ。

この人の決断の早さと勝負強さは傑出している。
頑固で一途で、しかし情勢を読み取る能力に長けていて切り替えが早い。
怖いもの知らずだが、意外にモロく、しかし、きちんと立ち直る術を保持している。
非常に味のある人物だ。
上海の人にはこういうすごい人物が意外と多い。
男女比では圧倒的に女性のほうが勝る。

むかえにきたLさんの車で、中山北路の新居に行ったら、いつもの取巻き連中が荷物の整理をしていた。
なんやかんや、Lさんをよく手伝ういい仲間だ。
私もその一人かもしれない。
Lさんの同居人も含め、応援の男女7名がそれぞれ帰って行き、私とLさんも食事をするために、さらにLさんの友人のOさんを迎えに行って、淮海路近くの有名な中華料理店で食事をした。

私はLさんと知り合ってまだ8ヶ月だが、Oさんはもう5年とか。
二人はいつもいろいろと話し合ってきたらしい。
Lさんの願望はいつもどんどんエスカレートする。
1歩進めばさらに1歩。
私は戸惑いを隠せないが、Oさんはよく理解していて、Lさんとわたしのコンバータとなってくれたりする。

Lさんの人脈は実に面白い。
いろいろな職業の人がつながってゆく。
最近、私という新たな駒が入り、Lさんの人脈がまたひとつ横に広がったというが、それは横ではなく、年齢という縦軸なのかもしれない。
下は20歳、上は私の56歳、その中を実に上手い間隔で人が分布している。
この輪の中にいつの間にか入れられたことに対して私は抵抗を感じないどころか、反って喜んでいる。
上海での一人住まい、こういう人脈があるから日々を送ってゆけるのかもしれない。

夜、私はLさんと口論になり、Oさんに任せて先に帰宅した。
どうせ明日、仲直りするはず。

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