病欠

起床は9時00分。

身体がいうことを利かない。
7時間以上寝たことになる。
病気の時以外は5時間で十分だから、それだけでも体調不良が歴然とわかる。
会社へ電話し、幾つかの連絡を処理。
保険サービスに病院のアレンジを依頼し、11時に太陽広場のクリニックへ行くことになった。

風呂に入っていない。
かなり臭いはずだが、周りにはあきらめてもらおう。
病人らしく、パジャマの上からフリースのブルゾン、さらには釣り用の上下の防寒具を着てコロコロになった。
これで病院へ行って、ついでに会社へ行く。

平日の街だが虹橋は相変わらず人通りは多い。
自宅のすぐそばの遵義路では、児童交通公園の全面改修が行われていて、歩道も人が通れない。
この国は歩道の工事など仮歩道を確保しないでいきなり全面的に展開するから、歩行者は車道へ出る。
交通整理も何もないから危険だが、それが当り前だから、誰も文句を言わない。
都市計画に基づく再開発の地上げなど随分荒っぽく、店の立ち退きなど一方的に進められる。
保証なんてあるのだろうか。

病院では一応の診察のあと、採血して検査するという。
血を抜かれ、30分後に帰って来いと言われたが、事務所に顔を出すと幾つかの案件があり、それらを処理していると45分後になった。
事務所のメンバーに昼食をおごる約束をし、病院へ再度訪れると、やはりウイルス性の風邪らしい。
薬を出してもらい、病院を出て、すぐ向かいの小さな中華レストランへ行った。
会社のメンバーは既に着いていて、まさにオーダーしているところで、私も身体が温まるものを注文した。
この店は以前に一度食べたことがある。
スープの美味い店だ。
というより、毎朝、サンドイッチを買う馴染みの店なのだ。
風邪に良い食べ物はやはり身体が温まり、消化のよいものだろう。
食後別れて自宅へ戻ったら、トイレの電球が切れているのを思い出し、すぐ近くの「百盛」に行った。
幾つかの飲み物と乳酸製品と電球、洗濯の柔軟仕上げ剤を買って帰った。

その後、部屋の暖房を入れ、ウトウトとソファーで眠ってしまった。
これをするからいけないのだ。
18時、目が覚めて、すぐ食事を作り、食べた。
レトルトの梅粥と、温まるように野菜をたっぷり入れたビーフンだ。

食後、病状を心配してくれている友人のHさんに電話をした。
差し入れを買ったとの事。
遠いのにわざわざ持って来てくれるという。
ありがたい友人だ。

今夜は早く寝よう。
明日は木曜日、仕事がもっとも忙しくなる日だ。
今度の日曜日にはゴルフコンペがある。
それまでに治さなきゃ。