今頃「蟹」?

2005年12月22日
起床は6時30分。

昨日と同じように、7時30分から朝食を取り、タクシーで会社へ。
午前中はかなり激しく討論を繰り広げた。
台湾からの顧客が11時に来る予定だったがいっこうに来ず、彼らの顔を見たのは13時過ぎだった。
打合せと工場見学で約1時間、機嫌よく帰って行った彼らを見送ってから、我々は従業員が休憩時間に入っていた開発区内のレストランへ行き、工場長、運転手も含めて4名で簡単に昼食を食べた。
といってもメニューは5品プラス麺で、結構なボリュームだった。
やはり中華は4人以上が良い。
極論すれば、3人も5人も料金はほとんど変わらないのだ。

午後からも目一杯会議をし、常熟を出たのは17時30分。
その後、出張者が泊まるホテルにチェックインを済ませ、私の家に荷物を置き、二人で静安寺の「鷺鷺」へ行った。
彼のリクエストは「上海蟹」と「フカひれスープ」。
12月も下旬に入った今時、蟹を食べたいなんて、日本人旅行者ぐらいのもの。
割り勘でいいという彼のために2人分をオーダーし、彼がまだ食べたそうだったので私の分をすべてあげた。

実は、私は中華料理の海鮮が大嫌いだ。
美味いなんて思ったことがない。
フカひれも、アワビもカニも、勿論魚も、はっきり言って不味い。
魚料理はやはり日本が最高だと思う。
上海に住むようになって、かなり高価な店にも行ったが、海鮮料理だけは不味くて戴けなかった。

結結局、この夜、合計で千元近くを私は支払った。
この店では高い客単価だ。
勿論、初めからご馳走するつもりだったが、勘定書きの金額を知った時の出張者の顔は当惑そのものだった。
中国を知りたいという彼の気持、好奇心、何よりも我々への理解を私は快く受け止めている。
だから、プライベートで払った。
日本で食べることを考えれば安いものだ。

その後、少しショッピングをし、天目路の彼の宿舎にタクシーで送って行き、そのタクシーでそのままLさんのところへ向かった。
ケンカ状態になってそろそろ一週間、決着をつけなければならない時期だと思っていた。

Lさんはかなりやつれていた。
いろいろな心労に加えて私との確執は相当困らせているようだ。
私とて精神穏やかではない。
どうするか決めかねていたが、結局歩み寄って握手。
そうなるとLさんはすっと割り切って、急に顔が明るくなった。
この辺が中国人、いや上海人なのだろう。

その後、火鍋を食べに行ったが、疲れの溜まっている私は途中でうたた寝をしてしまった。
明日は帰国するので、その準備が必要だから、いつもならLさん宅でザコ寝だが、無理にでもタクシーで自宅へ帰ってきた。
明日はゆっくりできるから荷造りは明日しよう。

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