10円ハゲ

2006年2月15日
起床は6時30分。

昨夜は聖バレンタインデー。
結局チョコは一つだけだった。
最も欲しい「妻」や娘からはもらえなかった。
こちらの友人たちも日本人以外は誰もくれなかった。
中国人女性は、物は男からもらうもので、男に上げるものではないと思っているからだ。
日本人の女性複数人から食事の声が掛かったが、お断りした。
実は毎年書いているが、この日は私にとっては特別の日なのである。
だから、この日の指定席は他の人には座らせないのだ。
勿論、その座る権利を与えたい人は、「妻」である。
チョコレートなんか、カロリーも高いし、虫歯の元だから、不要。

病院に行くと、あるいは当分風呂に入れないようになるかもしれないという予感があったので、昨夜入浴していたのだが、今朝も風呂に入った。
いつものようにサンドイッチを買って会社へ。
銀行口座の振替えなど、午前の業務を簡単に指示した後、損保会社が予約してくれた病院へ向かった。
いつもは日本人の経営する医院にゆくのだが、今回は内容が違うので中国の公的な病院になった。
不安はかなりあった。
言葉ではない。
丁寧さで、だ。

病院の中に国際医療センターがあり、日本語で表示されている。
利用者が多いのだろう。
受付も日本語対応できるし、通訳も日本人がいる。
各科の先生が来てくれるので動かなくてよい。
安心できるなと思った。
しかし、現実はやはり怖しいものであった。

女医で、結構やさしく診てくれるが、肉離れなどの病名が中国にはなく、いきなりマッサージと言い出す。
筋肉が切れていないかと訪ねると、こういう場合は靭帯を傷めていることが多いのでマッサージがいいと言う。
レントゲンも撮らない。
薬は日本から持参した塗布薬をそのまま使えという。
とにかく、マッサージは止めてもらい、鍼灸治療になった。

その後、皮膚科の女医が来て、胸部と足の患部に塗る薬を処方した後、頭部のできものを診てくれた。
俗に言う「イボ」なのだが、一つは大きく成長しているし、一つはそこからの伝染である事はすぐわかる状態で、早期に除去しないといけない。
レーザー光線で焼き取るのでハゲを覚悟しろという。
最小限のサイズで、という前提付きで承諾したが、施術する医師には伝わっておらず、結果的にはかなり大きな傷跡が残るようになった。
しかも、麻酔は下手だし、マスクもせず手術中に隣の職員と大声で話をするものだから、私の患部につばが一杯かかっているのを感じた。
言葉が話せたら思いっきり文句を言ってやるんだが・・・。

終了後も簡単に消毒するだけで、ガーゼも当てなければ包帯もない。
血がたれているのに、である。
この辺が中国なのだ。
いい加減としか言いようがない。

帰社後に会社の人に測ってもらったら大きいほうは22mmφだった。
また、気分が暗くなった。

「花蝶」で夕食をとった後に南京西路でちょっとだけ飲み、早い目に帰宅。
自宅の湯沸かし器取替え工事は来週に延期。
風呂は相変わらず湯の出がしょぼい。

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