起床は6時30分。

1年間努めてくれた運転手のZさんは契約が切れるので今日までだ。
明日からは当分、スポットで対応しようと思っている。
真面目な人柄で、乗っている我々がイラつくぐらいの安全運転、得がたい運転手だった。
50歳直前で、多忙期はよく居眠りをし、こちらが注意してみていなければ怖いシーンもあった。

でも、本当にいい人だ。
本当はこの先もずっといて欲しかったのだが、彼が所属する会社との契約は延長するつもりはなく、彼もそこを辞めてまでこちらへ来る意思はなかった。
広い中国、この先もいい人にめぐり合うことを願っている。

またまた、病院をキャンセルした。
朝から来客打合せが入ってしまったのだ。
健康管理はどうしても後回しになる。
病院側も過度に回数を入れてくるから、本当に必要な頻度はどの程度なのか、わからない。

ただ、健康管理をしすぎて困る事はない。
むしろゆとりを持って早い目に十分な健診を受けることこそ、これからの長寿の秘訣といえよう。
その意味で我々は自分の命の管理をかなり疎かにしているのではなかろうか。
自分の命を大切にできないものが、家族や自分に関わる人たちを守れるはずがない。
自分自身に強く戒めたい。

昼食は上海事務所の全員で、ビルの2階にあるレストランに行った。
運転手のZさんの送別会だ。
彼はプロの運転手としてこれまで勤務中は決して酒を口にしなかったが、珍しくビールを飲んだ。
午後からの運転予定があるのに、である。
ひょうきんに、平気なふりをしているが、彼が寂しさを押し殺している事は誰の目にもわかった。
「今後は友人としていつでも遊びに来てください」
私もそれが精一杯の言葉だった。

終業後、荷物を自宅へ置いてタクシーで淮海路へ急いだ。
JJさんに昨日のお返しをするためだ。
というのはあくまでも口実で、本心は言うに及ばず。
陝西南路のいつものレストランで食事をし、「門限は午後10時」という箱入り○○を自宅近くの駅まで送り、帰宅したのは23時少し前。

夜、クラブなどへ飲みに行かず、「花蝶」にも行かず、食事中のビール小瓶1本だけの健全な生活だ。
この先もこのような穏やかな暮らしが続いてくれることを望んでいる。
といって、「花蝶」が悪いというわけではない。
あの店は今後もずっと私の食堂だ。

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