黄金週間の予定

起床は7時。

上海に来て2度目の黄金週間が2週間後に始まる。
今年も日本へ帰らずに当地で過ごすことになる。
昨年はその1週間前に娘の結婚式で帰国したため、黄金週間は当地にいた。
5月1日と2日は常熟にいて、興福寺や尚湖を見て過ごした。
ただ、残りの日々を過ごした上海では、4月半ばの反日デモの後遺症で、外出を極力控えて自宅で籠もったままの休日だった。

今年は国内旅行をするつもりだ。
行き先は、ネットで知り合ったAさんの第2の故郷といえる青島。
日本にいる時から行きたかった場所だ。
というのは、中学生の頃に観た映画「青島要塞爆撃命令」が未だに記憶にあり、すごく印象的に私の記憶を占拠し続けているからだ。

日本が第一次大戦時に複葉のファルマン戦闘機2機で青島にあるドイツ軍の基地を爆撃したことを描いた映画だが、東宝得意の特撮で航空初期の空中戦や単純な爆弾投下を迫力十分に再現していた。
この頃の私は、映画そのものよりも戦闘機や軍隊に興味を持っていたので、そういうシーンは記憶がしっかりしている。
確かに、軍歌高鳴る時代の話として美化するわけにはいかないが、テーマのユニークさが好きだった。

また、私はビール党を自負しているが、特にドイツビールに魅入られている。
日本ではサントリー「モルツ」、中国では「青島啤酒」が好きなのだが、風味がドイツ的なのだ。
「青島」中のビールを浴びるほど飲むつもりだ。
尤も、ここ上海で最も売れているビールはサントリーなのだが、それは日本の「モルツ」とは程遠い普通のラガーで、米もコーンスターチも使っているし、ややドライの方向に仕上げているから私には美味しくない。
あくまでもドイツで飲んだビールの味が忘れられないのだ。

夜、珍しく21時まで会社にて仕事。
食事にはありつけなかった。
その後、直接タクシーで上海体育館の近くまで行き、JJさんと会う。
体調が気になったからだ。
往きのタクシーがドン臭くて、変なコースを取ったために大幅に時間がかかった。
運転手を思い切り叱り付けた。
ケンカは、勿論、日本語だ。