もし、君が漏水事故を起こしたら

起床は7時00分。

朝、一旦出社した後、自宅へ戻り、工事の立会い。
バスルームの天井からの漏水、つまり上階の排水の処理と、シャワーのカラン交換。
イレギュラーだったがアーイさんにも来てもらい、工事の後処理を頼む。
気持ちよくやってくれるので助かる。

昼は不動産屋の総経理も誘って、いつもの「鮮箸坊」へ。
賭けはレジ嬢の血液型でL部長の勝ち。
午後、JJさんから電話で、自宅で漏水事故とのこと。
タクシーで駆けつけると4階にあるJJさんの家から水が出て、階段、下の階へ、すごい量の水が流れたもよう。

片付けを手伝うが、JJさんの落ち込みはかなり大きい。
そりゃそうだろう。
自分だったらどうするか、考えたら怖い。
事故の原因はトイレのタンクに目一杯開栓してつないであるフレキシブルホースが外れたためだ。
さらに悪いことに、内装工事の手抜きで、バスルームの床排水口が飾りだけになっており、排水機能がなかった。
水は部屋中に渡り、10cmほど溜まっていたという。

片付けの手伝いもそこそこに、地下鉄で人民広場へ向かい、顧客での商品説明会に出席。
終了後に再度JJさんの自宅へ行き、近所への挨拶に付き添うつもりであったが、私が行くと反って相手との交渉が難しくなるかもしれないということで、小区の世話役さんがついて行った。
自分のことだから当然と言えば当然だが、JJさんは逃げない。

JJさんの自宅は床が乾燥するまでは使えそうもないので、友人宅を転転とするとのこと。
私の家にもまだ使用していない部屋がある。
虹橋で火鍋を食べ、ひとまず我が家に落ち着いてもらった。
明日は荷物を整理しに行くとのこと。

上海で暮らすこと自体、かなりのリスクを抱えている。
他人事とは思えない事故だけに、できるだけ応援してあげたいと思う。