起床は6時。
出張中であるという緊張感が目覚めを促し、アラームより早く起きてしまう。
メール、mixiを覗き、7時30分から朝食。

このホテルを使うようになって6年以上、いつも同じメニューを食べている。
来来大飯店から台北喜来登大飯店に名前が変わり、経営もシェラトン100%に変わった。
部屋の内装は新しくなり、契約価格も大幅に上がった。
しかし、朝食のメニューはむしろ質的にダウンしているし、サービスも改善されていない。
工夫のないホテルにも腹が立つが、同じ選択をする自分にもあきれる。

8時に友人が迎えに来た。
今朝9時から訪問する予定である企業の取締役だが、義兄弟の契りを結んでおり、私より10歳下の義弟である。
10月には彼の披露宴が予定されており、私も出席するつもりだ。
実は彼、昨年に数年来同棲していた彼女との間に子供が生まれ、それを機に入籍を済ませていたが、子供の1歳の誕生日に結婚披露宴を一緒にしようとしている。
遊び人の看板を返上し、今は好きなゴルフも減っているという。
子供が大学を卒業する時には自分は68歳になるという意識が彼を真面目な家庭人に変えている。

訪問した会社の会長、社長とは友達付き合いの間柄。
4ヶ月ぶりの訪問にみんなも多忙であるのに時間を割いてくれた。
その後、タクシーで別の顧客に回わり、打合せをし、昼食をご馳走になった。
午後からそこの総経理と一緒に共通の取引先に向かい、商談。
その取引先の董事長と董事の一人とも友達付き合いで、7年以上のつきあい。

当然、今夜は彼との食事となる。
海外から来ている私を気遣って、何を食べたいのかを聞いて来たので、昨夜の店で他のメニューも食べてみたかったから、そのように頼んだ。
そこはやはり少し安い価格帯の店で、彼らが日常に行くようなところではないため、当然知らなかった。
案内して店に入り、席に着いたが、日頃の私の好みを知っている彼としては、今回の私の選択を驚いていた。
でも、私は確かにこういう安価なゾーンから離れて久しいが、元々はこういうのが好きな人間なのだ。

彼が友人を一人呼びたいと了解を求めてきた。
勿論、OKしたが、友人ではなく、取引先の窓口部署の責任者である事は容易に想像できた。
彼の得意技で、自分と関わる人を何組も同席させ、自分の位置付けと交友関係の拡がりをさりげなく示そうとするのだが、はっきり言って魂胆が見え見えで、一つもさりげなくない。
でも、それには悪意はまるでなく、彼の人柄にいろんな人が寄ってくる。

食後は林森北路のクラブ街にある店に行った。
かつては行き来する人が多かったこの日本人向けのクラブ街も今はかなり落ち着いてきている。
上記の董事長のなじみの店で、私は今回の店に来るのが3度目だ。
いつもはここの店の子達と一緒にさらに2〜3軒回るのだが、今回は翌日のアポがかなり重要なので、この1軒だけにしてもらった。

大き目の個室に席を取り、その董事長はさらに2名の「友人」を呼び出した。
みんな遊び慣れていて、女性たちとの会話やダンス、それにカラオケを思い思いで楽しんでいた。
私は最年長者であるため、みんながかなり気遣ってくれて、自分でも引退近しと思うようになり、かえって寂しい思いをした。
みんなよく飲み、酔っていた。
日付変更線を超え、午前1時過ぎにお開きとなり、タクシーでホテルに戻った。
勿論、部屋ではバタンキューだった。

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